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あなたは説明できる?SaaSとクラウドの違いとは

2019.11.01

SaaSとよく混同される言葉に「クラウド」があります。その違いがよく分からないという人は、意外と多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではクラウドとSaaSの違いについて、定義や概要をまとめてみました。
SaaSの導入で効率化を図りたい企業の経営者・総務の方は、ぜひご参考にしてください。

クラウドの定義と概要

SaaSとクラウドの違いを紹介します。
「Cloud」を語源とする「クラウド」は2006年頃に生まれたとされるIT用語で、「インターネットを介して提供されるサービス」の総称です。
また、クラウドコンピューティングとも言われ、ソフトウェアやデータを遠隔地から利用できるようにした形態を指します。
クラウドサービス以前には「オンプレミス」や「パッケージ」でのソフトウェアが一般的でした。

・オンプレミス
自社にサーバーを設置して、そのサーバーのデータやソフトウェアを活用する形態。

・パッケージ
DVD-ROMなどにパッケージされたソフトウェアを、PCなどにインストールして利用する形態。

オンプレミスには自社でカスタマイズできる利点がありますが、導入コストがかかり、サーバーの管理や運用をする必要があり、パッケージにはインストールやバージョンアップの手間がかかりますが、クラウドはそのような作業の必要はありません。
現在では、多くの企業がコスト・利便性の面から、クラウドサービスに切り替えています。

クラウドサービスを提供する範囲の違い

それでは、クラウドによるサービス提供の範囲で区別される、定義と概要を4つ紹介します。

①SaaS:Software as a Service

クラウド経由によって利用するソフトウェアのことで、PCなどの端末にインストールせずに使うことができます。
また、インターネットにつないでいればどこでも利用できるのがメリットで、PCやタブレットなど使う端末に依存せず、マルチデバイス対応なのも特徴です。
SaaSはクラウドサービスの中では利用者が多く一般的な存在となっていて、複数人での活用にも対応していますので、企業の業務ツールとして採用するところも多くなっています。

②PaaS:Platform as a Service

クラウド経由で提供される、プラットフォームとしてのサービスのことです。
プラットフォームとは、PCのOSのように、特定のソフトウェアを動作させる土台のことを指します。
PaaSはアプリケーションやシステムの開発環境を、クラウド経由で提供するサービスとして主に定義されていて、一般の人はあまり使うことがなく、開発者が業務に使用するサービスです。
開発環境が整っていたり、自由度が高く開発のコストも下げられたり、ユーザー側でメンテナンスをする必要もないのが特徴です。

③IaaS:Infrastructure as a Service

クラウドサービスとして、ITのインフラを利用できるものでサーバーやストレージなどが該当します。
そのため、HaaS(Hardware as a Service)と呼ばれることもありますが、企業が大規模サーバーをクラウドでレンタルするような場合を指します。
また、オンラインストレージなどもIaaSの1つですので、こちらのほうが一般的かもしれません。
自社でサーバーを設置するよりも、コストを抑えられて運用や保守の必要もなく、導入が簡単なのがメリットです。

④DaaS:Desktop as a Service

デスクトップの環境をクラウドサービスとして利用できるもので、その環境は「仮想デスクトップ」と言われることもあります。
ユーザー側がディスプレイやマウスなどを用意すれば、インターネットを通じてデスクトップ環境を活用できるサービスです。
PCなどの端末に依存しないのがメリットで、スマートフォンやタブレットなどに対応しているサービスでしたら、外出先でも同じデスクトップ環境で業務を行うことが可能です。

ASP:アプリケーションのサービスを提供する事業者

SaaSとよく混同されがちな定義に「ASP」があります。Application Service Providerの略で、サービス提供の事業者を指します。
SaaSは比較的新しい概念で、主にソフトウェアのことを指しますが、ASPは1980年代頃に誕生したと言われています。
SaaSやASPを提供する技術について指す「クラウド」との関係性は、理解しておくとよいでしょう。

使う側として違いを意識する必要があるのか?

SaaSとクラウドの違いについて、定義と概要を元に紹介しました。各概要は場合によって重なる部分があり、将来的にはまた新しい区分ができるでしょう。
また、SaaSやASPなど言葉の違いによって、サービス自体の善し悪しが決まるものではありません。
そのため、実際にサービスを活用する側にとっては、違いについて必ずしも意識しておく必要はないと言えます。
大切なのは、SaaSを導入することで目的を果たせるかどうか。
業務効率を上げたいのなら、それに適切なサービスを選ぶのがポイントです。

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