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【企業文化】を戦略的に醸成・変革する際のポイントと注意点とは

2020.02.03

自社の企業文化を戦略的に醸成、ときには変革し、社員の働き方改革や自社ビジネスの再構築、そして新たなビジネス分野への挑戦を試みている会社が増えてきていることをご存知でしょうか。

納得性の高い企業文化は、社員のモチベーションを上げ、全社的なパフォーマンス向上にもつながります。
また、転職がめずらしくなくなった今の時代では、企業文化は長期的な人材の確保や維持のための重要な要素としても注目されています。

こちらの記事では、経営戦略の上でも非常に重要とされる企業文化の醸成のポイントや企業文化を変革する際の注意点をご紹介します。

なぜ今の時代に企業文化が必要なのか

企業文化を戦略的に醸成・変革する際のポイントをご紹介します。
企業文化とは、組織を構成する社員などのメンバーが共有する価値観を指し、自社の行動原理にもつながるものです。
企業文化によって社員のベクトル(目指す方向性)が統一され、組織の結束も強まり、従業員エンゲージメントの高い組織の形成が可能となります。

変化が激しく、厳しいビジネス市場を生き抜くためにも、会社の団結力を高める企業文化の存在は注目を集めています。

企業文化を醸成するためのポイント

企業文化を醸成するためのポイントには、どのようなものがあるのでしょうか。

企業文化を醸成するためのポイント①:行動指針の明文化

多くの企業は自社の「ミッション」(Mission=存在意義や使命)、「ビジョン」(Vision=将来のありたい姿)、そして「バリュー」(Value=価値観・価値基準)を掲げていますが、そのうちのミッションとバリューを具体化したものが「行動指針」になります。

企業文化を醸成するためには、この行動指針の明文化が重要になります。

行動指針を具体的な言葉にすることで、社員1人ひとりが同じ方向を向き、顧客やパートナー、そして社員などのステークホルダーにとって適切な行動、ひいては自社のビジョン(目標)を達成するための行動を取ることができるようになります。
社員として取るべき行動を取れているという自覚は、仕事に対する満足感にもつながるでしょう。

また中途採用で入社した社員にとっても、明文化された行動指針の存在は、自社への理解と適応を早めるための手助けとなるでしょう。

【参考記事】ミッション、ビジョンの違いと組織に根付かせるための3つのポイント

企業文化を醸成するためのポイント②:社内制度の設置

社内イベントや福利厚生などの取り組みを、自社が理想とする企業文化に沿った内容にすることで、社内制度を通じて企業文化の浸透、醸成を図るという方法もあります。

例えば、社員とその家族の「幸せ」をバリューに掲げる企業の場合は、ファミリーデーを設けて、社員の家族をオフィスに招待して見学してもらったり、食事会やゲーム大会などを開くのが有効かもしれません。
企業の中には、結婚や出産、または家族の誕生日といった家族のイベントの際に、社員が家族とゆっくり過ごせるよう休暇を取得できる制度を設けているところもあります。

あるいは、ミッションやバリューに「挑戦」に関連するような言葉が入る企業であれば、全社員で初心者でも登頂できそうな山に登ったり、レンタサイクルで島1周などのアウトドアイベントを開催するという方法もあります。
社員の多くがデスクワークという会社であれば、デスクやPCから離れて、自然環境の中で田植えや地引網などの自然を感じる体験をしてみるのも良いかもしれません。

このように社内イベントや福利厚生などの制度が、自社の理想とする企業文化に沿った内容であれば、社員は自然な形で企業文化を体感し、自分の中で納得、浸透させることができます。

企業文化が自然な形で社員間に浸透すれば、社員は会社に対して誇りや愛着を持ち、結果として従業員エンゲージメントの向上にも寄与すると考えられます。

根付いている企業文化を変革するには

ここまで企業文化を醸造するポイントをお伝えしてきましたが、既に根付いている企業文化の変革を求められるときもあるでしょう。

時代の潮流や社会情勢の変化に合わせて事業内容や戦略を変える必要があるように、企業文化も時流に沿って変革をする必要があります。

しかし、根付いている行動指針や社内イベント、あるいはルールなどを急に変更、廃止するなどして企業文化を大きく変えようとすると、社員による反発を招く恐れがあります。
場合によっては社員の離職という事態にになるかもしれません。

企業文化の変革を成功させるためには、急激な変更を加えるのではなく、まず変革の必要性やそのための具体的な施策を社員に周知して、またときには一緒に議論を重ねることで、理解を得ることが重要です。
事前の周知を徹底し、社員が企業文化変革の必要性を十分に認識・理解したうえで施策を実行すれば、成功する可能性は高まるでしょう。

戦略的に企業文化を醸成、変革し、長く存続する組織を築く

ここまで、経営戦略の上でも非常に重要となる企業文化の醸成のポイントや企業文化を変革する際の注意点をご紹介しました。

会社が成長していくためには、戦略的に企業文化を醸成し、時代に合わせて変革していくことが重要になります。

長く存続する組織を築くために、現状の自社の企業文化を冷静に見つめ、理想の企業文化との間に隔たりがあれば、それを埋めるべく、さらなる醸成を図ってみたり、変革を行ってみてはいかがでしょうか。

【参考インタビュー】
組織とカルチャー崩壊の危機を乗り越えたグッドパッチの考える「真の働き方改革」とは

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