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ミッション、ビジョンの違いと組織に根付かせるための3つのポイント

2020.01.06

企業活動にまつわる言葉で、「ミッション」(Mission)や「ビジョン」(Vision)という言葉を耳にしたことがあると思います。
どちらも、企業の存在意義や方向付けにつながる重要なものです。

この記事では、ミッションとビジョンの定義を説明しつつ、その意義や組織での定着方法に触れていきます。

ミッションとビジョンの違いとは

ミッション、ビジョンの違いと組織に根付かせるための3つのポイントをご説明します。
ここでは、航空会社の全日本空輸株式会社(ANA)を例にとってミッションとビジョンの意味を説明していきたいと思います。

ミッションの定義

ミッション(Mission)は、「使命・任務」という意味を持った英単語です。
ビジネスにおいては、「この会社はなぜ存在するのか」「社会に対してどのような価値を提供するのか」というようなことがミッションに該当します。
ミッションは企業の存在意義を示すものであり、その企業が最も大事にしていることが伝わる内容であることが重要です。

ANAは航空機で人や物を輸送する会社ですが、「お客様を安全に目的地まで届けること」がミッションではありません。
ANAのミッションは、「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」です。

つまり、ANAにとって航空機を使って人や物を目的地まで運ぶのはあくまでミッションに対するプロセスであり、ANAが届けたい、実現したい世界は「夢にあふれる未来」なのです。

ビジョンの定義

ビジョン(Vision)は「視覚」という意味を主に持つ英単語です。
ビジネスにおいては、「ミッションを実現するためにこういう企業でありたい」という未来像を掲げたものがビジョンになり、まずミッションがあり、そのミッションを実現させるための具体的な方向性を示すためにビジョンを掲げるという位置付けになります。

ANAでいうと、「お客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指します」がビジョンになり、「夢にあふれる未来」を届けるためには「世界のリーディングエアライングループ」である必要がある、と認識しているのです。

ビジョンはミッションを実現させるための目標のことです。そして、この目標は、定量化した指標で出すとさらに効果的です。

ここまでは、ミッションとビジョンの定義について紹介しました。続いて、ミッションとビジョンの意義について説明します。

ミッションやビジョンは企業の武器になる?

企業の価値を決める1つの要素であるミッションやビジョンで他の企業と差別化を図ることも可能です。
顧客が共感し、応援しようと思えるミッションやビジョンを持つことは、特に中小企業にとって有力な武器にもなるでしょう。

しかし、せっかく練ったミッションとビジョンがあっても、組織に浸透しなければ絵に描いた餅となってしまいます。
では、ミッション・ビジョンを根付かせるためにはどのようなことをしたら良いのでしょうか。

ミッションとビジョンを根付かせるための3つのポイント

ミッションとビジョンを根付かせるためのポイント①:浸透のための時間を設ける

大きな組織になればなるほど、社員一人ひとりにミッションとビジョンを伝える機会は限られてしまいます。そこで、ミッションやビジョンの浸透させることを目的とした時間を設けることは1つの手です。

例えば、人事評価制度にミッションやビジョンとの適合度による評価を含め、評価面談時にフィードバックしたり、全社や部門会議でミッションやビジョンの意味の確認と、どのように体現すべきかを上長から伝える機会を持ったり、あるいは社員それぞれがミッションやビジョンについてディスカッションする時間を定期的に設けるなどの方法があります。

特に入社したばかりの従業員にとって、ミッションやビジョンのイメージが湧かないというケースは少なくないので、繰り返し触れる機会を作ることは大切でしょう。

ミッションとビジョンを根付かせるためのポイント②:外部の関係者にも積極的に伝える

ミッションとビジョンを明確にすることは、企業のブランドイメージ向上にも繋がります。
社内だけでなく、外部にも積極的に発信することで、ブランドイメージを浸透させることができます。

外部へ発信するときは、長い文章ではなく、短めのキャッチフレーズのような形にまとめて、わかりやすくアピールすることが重要です。
発信方法は、コーポレートサイトへの掲載や、店舗や工場での掲示など、複数の媒体を利用して行うとより効果的といえるでしょう。

ミッションとビジョンを根付かせるためのポイント③:必要に応じて見直す

一度決めたミッションやビジョンは守ることを心がけるべきですが、経営環境の変化を無視してまで固執してしまうと、逆に事業の方向性を見失ってしまうことになりかねません。
そこで、現状を振り返り、ミッションやビジョンを変えていく柔軟さも大切な場合があります。

ミッションとビジョンを定め、ブレない会社の軸を作ろう

ミッションやビジョンは会社の軸にもなるものです。
この軸がなくてもビジネスはできるかもしれませんが、何かしらの問題が発生したとき、軸になるミッションやビジョンがあることで、事態を打開するための手がかりとなることがあります。

また、ミッションとビジョンは企業が事業を行ううえでの指針になり、社員のやりがいにも関わってきます。

社会に対してどのような影響を与え、どのような未来を作っていきたいのか、ミッションやビジョンとして明文化することで関係者の理解を得やすくなることもあります。

ミッションとビジョンの策定や見直しを検討している方は、会社の軸をしっかりと定め、社員への浸透と社会への発信に努めていきましょう。

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