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【有効なIoTも紹介】スポーツジムが実践すべきコロナ感染対策とは

2020.07.29

多くの人が出入りし、密閉空間が多いスポーツジムやフィットネスジムなどの施設は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクが高いと指摘されています。

3月に国内の複数のジムでクラスター(感染者集団)が確認されたこともあり、休業要請後の営業再開に際しては徹底した感染症対策の実施が必須条件となりました。

 

今回は、施設運営者向けにスポーツジムで取るべき「3密」回避や接触感染・飛沫感染を防ぐ対策、そして施設内のエリア別対策と感染対策に役立つ最新のIoTサービスについて解説します。

スポーツジムで感染症対策の徹底が必要な理由

スポーツジムが実践するべきコロナ感染対策を紹介しています。
スポーツジムなどの施設は特にウイルス感染が拡大しやすい場として、東京都や埼玉県などの自治体で緊急事態宣言下での休業要請の対象となっていました。

これは施設内のスタジオや更衣室などが閉ざされた空間で「3密」状態を作りやすく、不特定多数の人の出入りが多いため、と言われています。

 

ここからは、スポーツジムなどの施設で「3密」状態を防ぐ具体策や飛沫・接触感染対策などを、日本フィットネス産業協会が示したガイドラインに沿って解説します。

「3密」を防ぐ基本の対策

施設内、どのエリアでも2m四方の距離を確保するようにルールを決定します。
このルールを遵守するため、レッスンの予約方法や利用場所の人数制限も共に定めます。

併せて、大人数でのレッスンは行わない、もしくは中止するなどの措置を取ります。

飛沫感染対策

飛沫感染を防ぐポイントは以下の点にまとめられます。

 

・従業員、来館者共に必ずマスクまたはネックゲイターを着用する
・マスクの着用ができないエリアでの会話は控えるよう求める
・全館において、会話は極力控えるよう求める
・すべての共有スペースにおいて換気を徹底する。可能な場合、換気設備は常に作動させておく
・スタジオプログラム等の集団レッスンは、中止を検討する

接触感染対策

接触感染を防ぐにはスタジオやトレーニング機器の消毒や手洗いが基本です。
さらに、以下の点も重要とされています。

 

・マシン・トレッドミルの汗拭き用として設置されているタオルの共用を避ける
・施設内でのハイタッチを禁止する

施設内エリアごとに実施すべき感染症対策リスト

ここからは、日本フィットネス産業協会と日本スイミングクラブ協会のガイドラインに沿って、スポーツジムのエリアごとに必要な対策をピックアップします。

入口・フロント・受付

 

・新型コロナウイルス感染症対策の注意喚起の掲示を徹底する
・利用者の健康チェックを強化する
・フロント前に消毒液を設置。入館時には必ず手の消毒を行うよう利用者に協力を求める
・掌だけではなく、指先、手の甲などを丁寧かつまんべんなく消毒をするよう利用者に協力を求める
・入館時に必要に応じて検温を求める、または自動の検温システムを導入する

更衣室・トイレ

 

・換気を徹底し、換気設備は常に作動させておく
・清掃、除菌を通常以上に徹底する(最低推奨回数:2時間に1回。)
・特に、洗面所の水道、トイレ、出入り口のドアノブなど、不特定多数が触れる箇所の清掃を徹底する
・密集状態にならないように使用可能ロッカーを間引く
・アルコール、もしくは次亜塩素酸消毒液を設置する
・消毒液の確保が難しい場合には、石けんによる手洗いを厳格に実施するよう促す
・トイレの便座に蓋がある場合は、蓋を閉めて汚物を流すようトイレ室内に掲示する
・手洗い場には液体石鹸とペーパータオルを設置する

トレーニングルーム(マシンの利用)

 

・1時間あたりの空気の入れ替え回数は3回以上を目安とする
・換気設備は常に作動させておく
・トレッドミル、マシンの間隔を通常よりも広く設置するよう見直し、人との距離が2m四方となるよう調整する
・感染が拡大している地域では、ウイルスの飛散を抑えるために利用者の運動強度を制御する
・監督が十分にできない状況ではスポーツジムの営業は行わない

スタジオ

 

・大人数でのレッスンは行わない
・レッスン時は厳格な人数制限の実施する(隣人との間隔は最低2m四方)
・参加者同士の距離を確保するため、あらかじめ定位置をスタジオの床にマークしておく
・エクササイズはマスク着用に合わせた運動強度での実施を基本とする
・1時間あたりの空気の入れ替え回数 は3回以上を目安とする

プール

 

・湿度を下げすぎないよう注意しつつ、換気を行う
・強度の高いアクアプログラムは休止する
・レーン等で順番待ちとなる際には最低でも2mの間隔を保つ
・プールの自由遊泳においても、可能な限りコースを間引く
・会話や体操時の発声を制限する
・プール側溝を定期的に洗い流す

岩盤浴・サウナ・休憩スペース

 

・しばらくの間は利用中止とすることが望ましい
・休憩スペースの利用はできる限り制限する
・最低でも距離を2m確保する
・館内では、館内販売以外の食事は禁止する

従業員向けの対策

 

・毎日の出勤時の検温、手洗い・うがいおよび、館内でのマスク着用を徹底する
・風邪の症状や発熱がある場合は自宅待機とする
・同居家族に感染者や感染者への接触があることが判明した場合は、出勤停止とし、他のスタッフとの接触について実態を把握する

IoTサービス・機器の導入

2020年7月以降、都市圏を中心に再び新型コロナウイルス感染症が拡大しています。

ここからは、「さらに良い感染対策はないか」と考える施設運営者に向けて、スポーツジムなどの施設の感染症対策に有効なIoTサービスを紹介します。

IoTの活用①:自動で非接触検温

施設運営で必須な来館者の検温と発熱者の発見は、IoTサービスの導入で自動化が可能です。

 

IoT活用を進めるIoTBASE株式会社のCloudシリーズ「感染症対策パッケージ」では、サーモカメラの利用で発熱来訪者をリアルタイムで検知可能です。
導入することで、検温業務に発生する人手とコストの削減が期待できます。

IoTの活用②:3密を検知・警告する

スポーツジムなどの施設運営において、最大の課題とも言える「3密」の回避にもIoTサービスの活用による効果が期待できます。

 

Locarise株式会社は、主に店舗向けを想定した来店客数や混雑状況を測定するシステムlocarise TRAFIFC「Signal」を発表しました。
施設の出入口に設置した高精度3Dセンサーカメラで、リアルタイムの来館者数や混雑状況を把握する仕組みで、混雑状況は信号機のような緑・黄・赤色で区別し、ディスプレイ上で表示します。
「3密」の防止をはじめ、施設への入場制限の対応などの場面でも効果が期待されます。

IoTの活用③:施設内の換気を促進

厚生労働省が公開した「3つの密を避けるための手引き」の冒頭に挙げられている“換気”の徹底をサポートするIoTサービスもあります。

 

グリッドリンク株式会社は、CO2センサーとIoTシステムを組み合わせた「室内換気状態モニタリングシステム」を販売しています。
施設内の換気状態を可視化し、適切な空調制御を遠隔操作で行うことができます。

感染症対策の徹底のためIoTサービス導入の検討を

スポーツジムなどの施設の運営にはガイドラインに沿った徹底的な感染症対策が必須となっています。
感染者が増加するなか、夏以降も感染症対策を緩和することはできず、これまで以上の対策が必要となる可能性が高いと言えます。

 

IoTサービスの導入は、感染対策の強化だけでなく、従業員の検温や「3密」回避のためにかかる負担を減らし、接触感染リスクを減らす意味でも極めて有効です。
感染症対策におけるコスト削減とリスク低減の面から、現場でのIoTサービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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